Photo 439

Title is " ずっと共に。 "
少年時代、遊びに夢中になりながら、ふと見上げたこんな夕景。
あまりの美しさに遊びの手を止め、ただただ見とれていたことを思い出す。
子供ながらにその荘厳さに息をのみ、マジマジと暮れゆく夕陽を眺めていた。
波打ち際でジャンパーのポケットに手を突っ込み、しゃがみながら見つめるキラキラと光る鮮やかな夕陽の色が堪らなく好きだった。
今、こうして大人になった僕が、あの頃と変わらず、同じ場所で暮れゆく夕陽の美しさに見とれている。波打ち際でコートのポケットに手を突っ込みながらね。
僕の隣には、あの頃の自分が一緒んなって目の前の情景を眺めているような、そんな錯覚になる。
あの頃の自分がもし、隣にいたなら。
撮ったばかりのこの一枚を見せて、
な、綺麗だべ
って話すことだろう。
僕はずっとこの海からの情景を眺めてきた。
これからもずっと、僕はこの海からの情景を眺めていくのだろう。
あの頃の自分と共にね。

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